出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

その人のことがわからないと本はすすめられないし、本のことも知らないとすすめられないし、さらに、その人に対して、この本はこういう本だからあなたに読んでほしいという理由なしではすすめられないんじゃないかとも思う。  自分が初めて体験し、立ち現れたものが何なのか、よくわからなかった。吉田さんを掘り下げておすすめする本を考えることはすごく面白かったけど、吉田さんは何を受け取ったのだろうか? うれしかっただろうか?  ただ、興奮の余韻はいつまでも頭から離れなかった。この面白さの正体を知りたかった。

面白かった。