校閲ガール ア・ラ・モード

二作目。

「この世の誰もが深淵を覗いて深淵に覗き返されるような、怪物と戦いつづけなきゃいけないような物語を望んでいるとでも思ってるの!? 伝統芸能の歌舞伎だって能だって元々は大衆の娯楽だよ! クラシック音楽だってだいたいは宮廷のサロンのために作られてたんだよ! 百年後にはもしかしたら三代目魚武濱田成夫ニーチェ並みの扱いになってる可能性だってあるんだからいいかげん私の仕事を否定するのはやめて! くうたんも私も、違うジャンルでそれぞれ意義のあることをしているんだってそろそろ受け入れてよ!」

マリアンヌ

marianne-movie.jp

現代だと Allied なのでちょっと違う。奇を狙ってるものでもなく、本当に王道という感じの映画。展開のバランスも良くて、飽きない。あのシーンがめちゃくちゃすごいとかもないけど。

マリオン・コティヤールがとにかく最高。

さよならフットボール、さよなら私のクラマー

なんか最近のサッカー漫画だいぶ巻数が多くなってるんですけど、これまだ2巻(過去のは2巻で完結してるので、足しても4巻)なので追いつけるし、面白いのでオススメ。

コーヒーサーバに水筒使い始めた

冬でコーヒー冷めると悲しいので保温出来るサーバを探していたのですが、結局水筒に淹れれば良いかなとなり上のものを買った。 これは直接飲めるものだけど、マグカップに少しづつ移して飲んでます。朝10時に 350 ml 淹れて14時ぐらいまでは暖かい感じ。

ちなみに v60 のドリッパーだと下部の出っ張りと水筒の縁が当たって置けない。コーノ式の名門ってやつだと出っ張りが大きいので置けます。

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

蜜蜂と遠雷 (幻冬舎単行本)

見るからにIHタイプだな、と三枝子は予想した。  IHとは、彼女が勝手にそう呼んでいるタイプで、「嫌になっちゃうほど弾けちゃう」超絶技巧を持つコンテスタントのことだ。

「ううん、バッチリだったよ。甘さの加減が絶妙。甘さ控えめが流行ってるけど、やっぱり、世の中しっかり甘くなきゃならないものってあるよねえ」

二段組で、一つのコンテストでの演奏をひたすら書いてある小説。いろんな人が言ってる通り全然知らない曲なのに聞こえてくる気がするから不思議。1月の頭から読んでたけどちょっと時間かかった。

なぜかそんなところがとても懐かしくて、不意に泣きたいような気持ちになった。

という一節があるんですけど、ずっとこういう感じですごい良い本だった。