砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (角川文庫)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (角川文庫)

あたしは、暴力も喪失も痛みもなにもなかったふりをしてつらっとしてある日大人になるだろう。友達の死を若き日の勲章みたいに居酒屋で飲みながら憐情たっぷりに語るような腐った大人にはなりたくない。胸の中でどうにも整理できない事件をどうにもできないまま大人になる気がする。だけど十三歳でここにいて周りには同じようなへっぽこ武器でぽこぽこへんなものを撃ちながら戦ってる兵士たちがほかにもいて、生き残った子と死んじゃった子がいたことはけして忘れないと思う

go-twitterstream

最近 go を書いてなかったのでリハビリがてら他のライブラリもあったような気がするけど twitter の stream につなぐやつを書いてみた

https://github.com/soh335/go-twitterstream

package main

import (
    "encoding/json"
    "github.com/soh335/go-twitterstream"
    "log"
)

func main() {
    client := &twitterstream.Client{
        ConsumerKey:     "...",
        ConsumerSecret:  "...",
        Token:           "...",
        TokenSecret:     "...",
        GzipCompression: true,
    }

    conn, err := client.Userstream("POST", map[string]string{"stringify_friend_ids": "true"})

    if err != nil {
        log.Fatal(err)
    }

    defer conn.Close()

    for {
        line, err := conn.Next()
        if err != nil {
            log.Fatal(err)
        }
        var item map[string]interface{}
        if err := json.Unmarshal(line, &item); err != nil {
            log.Fatal("json decode failed:" + err.Error())
        }
        log.Println(item)
    }
}

こんな感じで使う。

ふたりの距離の概算

正しく問うためには正しく理解しなくてはならない

走るのは怖いことだ。頭の中が空になる。これまで思い出してきた事実も、組み上げてきた考えも、すべて脳の中から溶け出していくような感じがする。無心になるのが楽しいという境地はわかるが、いまは全部を憶えておかなければならない。それなのに走ってしまった。コップから水がこぼれるように、何かを忘れてしまわなかっただろうか。落ち着くべきだとわかっているけれど、走る足は止まらない。長距離走らしく短い息を吐き、小刻みに腕を振る。

遠まわりする雛

「じゃあ、ちーちゃんは怒ることも悪くないって思ってるの」 「そうですね。どんなことにも怒れないとしたらたぶん、何も好きになれないんじゃないでしょうか」  ……俺は怒れるぞ。 「そう思ってるなら、ちーちゃんが怒らないのは、なんで?」  即答だった。 「疲れるからです。疲れることはしたくありません」

クドリャフカの順番

「長い付き合いにならないことが予想される場合、相手は十中八九、やらずぶったくりを考える。仮に考えなかったとしても、必ず、自分の労力を最少にしようとする。だから、見返りを用意した場合は、相手が自分が頼んだだけの仕事をしてくれるとは思わず、日程と作業量に充分な余裕を持たせる。相手が動かなかった場合のことも考えて予備の計画を用意しなくてはならない。それが嫌なら、相手にもリスクを負わせることだ。

「私は、お前が自助しようとする人間だと知っている。私の目が曇ってなければだが。  だが、お前がああやって『期待』を操ろうとすると、どうもいけない。お前の話し方、お前の物腰であれをやろうとすると、どうにも甘えているように聞こえる。頼られていると誤解させるのは非常に有効だ。だが、甘えられていると誤解されるのは、長期的にどころか、短期的にもリスクが大きすぎる」