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六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists Vシリーズ

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「喧嘩したかったらね、もっと陰湿にやりなさいよ。そんな開けっぴろげで公明正大な喧嘩は鬱陶しいだけ。もっと執拗に計画的に徹底的に、相手に肉体的かつ精神的ダメージを的確に与えることだけに集中する。その場では笑って相手を油断させておいて、夜になったらこっそり行動開始。一撃必中、即離脱。わかった?」

「そうじゃなくて、ムーミンってさ、顔が恐くない? スヌーピーとかも、僕恐いなあ。なんかのっぺりしててさ、本当に生きてて、呼吸とかしてたら、むちゃくちゃ恐いと思うけど。あ、ペコちゃんも恐いよね」

思うのだが、  実に、偶然と必然は、紙一重といわねばならない。  あまりにも特別な偶然があったとき、それは、必然として理由をこじつけられるか、あるいは、奇跡と呼ばれるかしか、道はないのである。