君の名前で僕を呼んで

君の名前で僕を呼んで マグノリアブックス

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僕は数週間、彼の鋭い目つきをあからさまな敵意の表れだと誤解していた。だけどそれは、まったくの見当外れだった。シャイな人間にとっての、他人の視線の受け止め方にすぎなかった。  自分たちふたりが世界でいちばんシャイな人間だということに、僕はようやく気づいたんだ。

映画の方を先に観たけど、これを読むとさすが脚色賞という感じ。 ただ、映画に書いてない大事なシーンがいくつもあって4章目はただひたすらすごい。この4章目を読むために映画も1、2、3章目もあるような気がした。