小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)

あとがきに

サブタイトルにもある通り、本書は料理研究家とその時代を研究した本である。しかし、執筆を進めるうちに女性史としての側面が思いの外強くなった。長年、家庭料理の狙いては当然女性、と思われてきたからである。ここ数年、「料理=愛情」という表現が目立つのは、その前提が崩れてきたからだろう。料理は誰がするべきか―その問題を考える機会にもなった

とあるとおり、思ってた以上に女性史の話が占める割合が多かった。普段読まない内容なので、それはそれで良かったとした。