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生きるコント1・2

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生きるコント

生きるコント

「むしろ、生まれてきてごめんなさいって思っているんです」と、わたしは言った。するとNさんに笑われたが、でも本当なのだ。いじめられた経験があるからかもしれない。常に人よりも劣っている、嫌われていると感じてしまう。こんなわたしが存在価値を見出すために、見つけた取り柄、それは勇気、だった。  ひとつの仕事でキャリアを積み重ねていくのは安心であり安全である。でも、わたしはそんなことを許される人間ではないと感じてしまい、今の自分には、到底できそうもない突拍子もない仕事を敢えて選び、ぶつかっていくのである

生きるコント2

生きるコント2

分かってくれたとはいえ、やっぱりやりたかった。無力さと悔しさが込み上げてきて、帰り道、涙がこらえきれなくなり号泣。事務所に戻るに戻れず、こんな夜更けに道に突っ立って泣いていると警察を呼ばれそうだったので、事務所前の坂道を号泣しながら上った。それでも泣き止まなくて、また号泣しながら坂を下った。そのわめきながら歩く様は迷子の子供か、お化けだ。結局5往復した。  これのために俺の仕事を断ったのか、と納得してもらえる様な舞台になるよう頑張らないと、そう思えたとき、涙がとまった

そして私はというと、そうか、ならば、いつか、この状況を、笑い飛ばせるときがくるのだな。どんな風に? を愚痴として人に言うのではなく、笑い話として言えるようなネタに変換するには? と考え始め、いつしか少しマシな気持ちになっているのです。つらい、が、おいしい、と感じたら成功。悲劇は喜劇と隣り合わせといいますが、それは、その人の心持ち次第かなと思うのです。ただ、やっぱり、ある程度、元気じゃないと難しいですよね。弱っていると、あんまり喜劇にできない。だから鍛錬が必要です。心の筋肉を強く、強く保つような。

酔っぱらいの話とかおもしろ話多くて楽しく読めた。ただそれだけじゃなくて引用みたいな話もあって良かった。